概要
キャンパス大使とは、本学在学生が出身高校を訪問し、大学での学問や生活を後輩の高校生に伝えることで、高校生の進路選択に役立ててもらうことを目的とした、全国的にも独自性の高い制度です。
1999年度に経済学部で開始され、2006年度以降は全学部から学生を派遣しています。キャンパス大使に応募し、任命された学生は、実施方法などの説明を受けた後、自ら高校に連絡して実施時期を交渉します。母校訪問時には、自らの学問や学生生活について高校生や教員に説明し、質問や相談を受けます。キャンパス大使を経験することで、「教える力」やプレゼンテーション能力が涵養されるだけでなく、学生の自信となり、就職活動にも役立ちます。高校の先生や生徒からもたいへん好評です。
派遣先高校は大分県を中心に全国各地に拡がっています。2010〜24年度の間だけでも、425人もの学生が延べ252高校に派遣されました。
本事業の最大の成果は、学生自身の人間的成長です。参加学生の声に見られるように、その後の勉学意欲にも意識変化が見られ、「学びは高きに流れる」ことが実感できます。

参加者の声

T. M. さん/経済学部
母校の後輩に話をするにあたり、大学のHPからは分からない、いち大学生としてのリアルな実体験を高校生にどう伝えるべきか、頭を悩ませました。しかし、自分の話す力を高める上でもとても貴重な経験になりました。

T. R. さん/経済学部
生徒や高校側がどのような情報を求めているかを考えながら準備を進めました。実際の訪問では、生徒が真剣に話を聞いてくれていてうれしかったです。入念な準備がいかに大切かということもわかりました。
成果報告会


