高校生なるほどアイデアコンテスト

概要

 高校生なるほどアイデアコンテスト(略称「なるコン」、大分大学・大分県教育委員会・大分合同新聞社共催)は、ユニークなビジネスアイデアや地域づくりプランを全国の高校生から募集する事業です。

 2005年度に始まったコンテストは、応募作品数、応募者数ともに年々増加し、2010年以降は応募者が1000名前後の水準に達しています。2024年度の第20回コンテストには全国から826作品、1,241名の応募がありました。厳正な書類審査を通過した応募者は、毎年秋の大学祭期間中に開催される最終審査会で作品紹介プレゼンテーションを行います。最後にグランプリをはじめとする審査結果の発表が行われ、主催者から賞状と副賞が贈られます(過去の入賞作品は本学経済学部HPで公開しています)。

 応募者の多くは、高校教員などから指導を受けています。また、審査は大学教員だけでなく、共催する大分県教育委員会や大分合同新聞社の関係者が合同で行うことから、コンテストを通じて、実質的な高大の教育接続が進んでいるといえます。さらに、入賞者の中から本学進学者が出ており、高校教育の質を入試以外で担保する方法になっています。

入賞作品紹介

2019年度・グランプリ

T.M.さん

大分県立高田高校出身
大分大学経済学部卒業

国東半島の魅力がいっぱい!
鬼も驚く鬼ぎり

 国東半島には、世界農業遺産や国の指定文化財である修正鬼会などの地域資源があるにも関わらず、その認知度は低いという現状がありました。そこで、これらを組み合わせて国東半島を盛り上げたいと考え、このアイデアを発案しました。コンテストを通して、アンケート調査やインタビュー、プレゼンなどの貴重な経験ができました。

2012年度・グランプリ

N.I.さん

大分県立宇佐産業科学高等学校出身
大分大学経済学部卒業

USA3サンダル

 シャッターを下ろしたままの商店街を見て「さびしいなあ」と感じたことが、物産館のアイデアにつながりました。困ったことや、なぜ?という日頃の疑問を考えることがアイデアにつながると思います。
 最終審査では他の出場者のプレゼンを見ることができてとても勉強になりました。

応募作品数と応募人数の推移

※2020年,2021年の最終審査はオンライン開催

なるコンHP(2011年度以降)